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【禁聞】エボラ出血熱 中国にも脅威が迫る?

2014年08月12日

【新唐人2014年8月12日】エボラ出血熱によって、ギニア、リベリア、ナイジェリア、シエラレオネの西アフリカ4か国ですでに1000人近くが亡くなりました。これを受け、WHO・世界保健機関は、8日に緊急会議を開き、国際社会にエボラ出血熱の抑え込みを呼びかけました。実は、西アフリカには多くの中国人が暮らしているので、中国は特に警戒する必要があります。

 

WHOは、西アフリカで感染が広がるエボラ出血熱について、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」だと宣言し、国際社会に対して、緊急処置により、感染の拡大防止に努めるよう訴えました。

 

WHOの報告によると、エボラ出血熱による死者は西アフリカ4か国で増え続けており、すでに961人に達しています。これを受け、リベリア政府は7月30日、学校を休校とし、必要のない政府機関の職員は30日間、休ませることを決めました。

 

これについてサーリーフ大統領は、「国家の存亡に関わるから取った緊急措置だ」と述べています。シエラレオネとナイジェリアも「公共衛生上の緊急事態だ」と宣言しました。

 

アメリカの「疾病管理予防センター」も、緊急対策センターを稼動させ、警戒度を最高「レベル1」に上げたほか、リベリアの首都、モンロビアに住む領事館職員を全員、避難させました。

 

台湾・漢方医 胡乃文さん

「感染すれば7~8割、9割の方は亡くなります。しかし治療法はまだ分かっていません」

 

エボラウイルスに感染すると、致死率は50パーセント~90パーセントに達します。主な死因は、脳卒中や心筋梗塞、血液量減少性ショック、臓器不全などです。エボラウイルスの致死率は2003年に中国で猛威を振るったSARSの致死率、7パーセント~15パーセントを大きく上回っています。

 

実は、今年6月中旬までに、リベリアの首都・モンロビアやシエラレオネの首都・フリータウン、ギニアの首都・コナクリでは、すでにエボラウイルスが広がっていました。

 

国境なき医師団の専門家は、感染はすでに制御できなくなったとさえ指摘しています。先日、亡くなったサウジアラビアのビジネスマンは、感染地域に出張していました。もし、エボラ出血熱で死亡したなら、これはアフリカ以外で初めての死亡例となります。

 

また、スペインやイギリスでもエボラ出血熱の感染が疑われる患者が発見されました。

 

香港の「東方日報」は、中共商務部の資料を基に、2万人近い中国人がエボラ出血熱の感染地域で暮らしていると伝えました。そのほか、中国は国連平和維持部隊558人と平和維持警察隊の140人をリベリアに派遣しています。彼らは首都、モンロビアで多くの任務をこなしているため、感染する確率はかなり高いと見られます。

 

「東方日報」は、中国の検閲部門について「発見するのが遅く、反応も遅いうえ、我(われ)関せずの態度を取る」と指摘し、「これではエボラウイルスに隙を狙われる」と案じています。報道はまた、中国は人口密度が高いうえ、住まい・飲食・環境も劣悪なので、もしエボラウイルスが中国に上陸したら、取り返しのつかない事態になると警告しました。

 

台湾・漢方医 胡乃文さん

「過去の事例を考えると、中国で感染者が出たら、政府は公表せずにひそかに隔離します。最後 死亡例があったと発表するでしょう」

 

大陸の漢方医・段さんは、かつて中国でSARSなどがはやった時、当局は患者が死ぬまで感染地域を隔離し、何の救命処置も取らなかったと語ります。

 

大陸の漢方医 段さん

「SARSや口蹄疫がはやった時、子供が集中治療室に入ったら、もう救命処置はしません。親はもう子供に会えません。一種の証拠隠滅です」

 

大陸の漢方医は、「中国で水や土地、食べ物が汚染されても、政府はろくな対策を取らなかった。エボラ出血熱が流行しても同じで、庶民を助けようとしないだろう」と結びました。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/08/11/a1129519.html(中国語)

(翻訳/河合 ナレーター/佐藤 映像編集/李)

 

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